なんとなく理屈はわからんでもないんですが、経験上どうなんす?
わしのサラリーマン経験は、社会人出だしの頃に籍を置いてた商社には計8〜9年。
出向と転職は数多かったけど、給与は比較的高い方やった。
所謂、ジョブホッパーってやつすね。
- ジョブホッパー
- ジョブホッパー(job hopper)とは、1社で定着せず、短期間で転職を繰り返している人のことを指す言葉です。 そうした行動のことをジョブホッピングとも言います。 所属している企業にとどまることより、新しい仕事に魅力を感じ、職場を転々としていきます。
色々な分野のことを幅広く知るっていうのは、損はないので良いと思うんですよ。
そりゃわかったんですけど、お金はどうやって工面すればいんでしょう?経験上からの本題の話をよろ。
そんな、これまで転職の多かったわし、ついには個人事業主&法人代表からサラリーマンに出戻りという、普通の人からしたら一風変わった動きをしています。
会社経営者、実はお金を借りにくい
会社経営しとってもサラリーマンはいくらでも出来ます。
サラリーマンしながら4社会社経営しとりました(代表or取締役or執行社員など)
経験者(起業した人)は分かると思いますが、金融機関はサラリーマン以外にはめちゃくちゃお金貸してくれません。
たとえ、年収が倍になったとしても。
で、わしがサラリーマンに戻った理由はお金を借りるため。
大きく2点
- 事業ローン(大家はこっちがメイン)
- 住宅ローン
を借りるためです。
もう一度言います。
会社の代表や取締役はめっさ借りにくいんです。
サラリーマンが借金できる理由
サラリーマンのほとんどの人が借りる住宅ローンが何故借りられるのか考えてみましょう。
住宅ローンは年収の約6〜7倍の金額を借りられます。
後ほど説明しますが、コレが資本主義の醍醐味でもある【信用創造】です。
- 信用創造
- 信用創造(Credit Creation)とは、銀行が預金を元手に貸し出しを行い、その貸し出された資金が新たな預金として戻ってくることで、預金通貨が創造される仕組みです。
サラリーマンで年収5〜600万円だと3〜4,000万を35年ローン、金利約1%以下で借りられるイメージです。
銀行マンの視点で考えてみる
アナタがもし銀行マンなら、どんな人にお金融資しますか?
結論、「キチンと返済してくれる可能性が高い人です」
キチンと返してくれる人かどうかを判定する時、銀行は何をチェックするか?
細かいことはさておき、大きく2つです
- その人の年収と在籍期間
- 在籍している会社の体力や信用性
この2点に該当しやすいのは、公務員や上場企業のサラリーマンといった人であるとなんとなく感覚でわかるかと思います。
ただし、意外かもしれませんが、ここに会社の社長(代表)や取締役は該当しないんです。(※例外もありますが)
実は“サラリーマン”の最高峰は執行役員なのです。
お金借りるなら執行役員がベストです。
なので、役職関係の話で、わしに相談来る人にはこう言います。
「役員に昇進は絶対に辞めといてくださいw役員になれない執行役員がベター。代表と役員は在任期間は2〜10年やけん」
「執行役員で20〜30倍お金借りられるのと、しょーもない役員や代表になって年収上がっても全くお金を借りれないのどっちがええ?」
年収1,000万あれば2〜3億円の融資が可能
事業ローンで年収1,000万あれば2〜3億円は理論上借りられます。
1億なら35年で金利2%あたりでざっくり毎月30万円の返済です
こういった観点で、お金を借りることに関して、サラリーマンは最強なんよ。
日頃のストレスへの我慢の結果が給与や、やり甲斐だけでなく、+で【信用創造】への対象者となれることを知らない人が多いかもですね
つまり、わしが時間も給与も制限されるサラリーマンに戻ったのはその【信用創造】のためなのです。
銀行はお金無いところから預金を元手に、お金を貸してその返済が利益となり儲けます。
その利益を確実に運んでくれる相手かどうかを判断するのに、サラリーマンであることは非常に重要なのです。
それってストックビジネスじゃ…あ!
「借金は悪」という日本独特の文化というか空気がありますが、金太郎的には「お金産んでくれる借金は100億でもしよう!」というのが一つの考え方です。
■数週間で1億借りて継続的な利益を産むか?
■1億貯めて3〜40年掛かってようやく利益産むか?
アナタなら、どちらの世界線を選びますか?